薄桜記

むかーしむかし、市川雷蔵と勝新太郎が出演していた映画がNHK BSプレミアムでドラマ化。

全11回で、今日が最終回なのだけど(汗)

典膳役の山本耕史さんかっこいいなぁ。
いつでも落ち着いてる。感情を荒げたりしない。ニュートラルな状態。
ドラマ全体の雰囲気が、映画と違って穏やかで淡々としている印象がある。映画版の暗い雰囲気が全然ないなぁと思う。

紀伊国屋文左衛門が出て来たよー。
中山安兵衛の高田馬場の決闘もあったよー。
浅野内匠頭の刃傷松の廊下もあったよー。
後半は忠臣蔵に関わる話が中心なので、片岡源吾右衛門とか清水一学とか、聞いたことのある名前がたくさん出てきてちょっとときめく。
松の廊下は回想シーンの一瞬だけで、ぜんぜん浅野内匠頭の顔が見えなかったのだけど、オードリーの春日だったらしい。えーっ！？
時代劇のもう一つの楽しみが、いろんな着物を観て楽しめること。特に柄。
典膳が着ている小紋が、粋で品の良い柄が多くてとても素敵。真似して作って芝居ででも使ってもらいたいなと思ってしまう（ぇ）
白竿屋の着物が、ちょいと裏街道を生きている人間っぽい雰囲気の渋い大柄の着物で、これまたいいんだ。真似して作ってほしくなる。

典膳と千春の会話。
千春の夢に夜な夜な現れるのはお控えくださりませ。そなたこそ、わしの夢に現れるな。
とか、
千春、もう離さぬぞ。
とか。泣けるわー。

ええドラマですわ。


ちなみに、今後のBS時代劇の放送予定。観よう。
「猿飛三世」（10月12日 - 11月、全8回） 主演：伊藤淳史
「火怨・北の英雄 アテルイ伝」（2013年1月、全4回） 主演：大沢たかお